こんなの売ってるよぉ!お菓子のふじいのお菓子の紹介

半月湖

しっとりやわらか
2つの味わいのソフトクッキー。

「半月湖」は、倶知安町・羊蹄山麓の森の中に、ひっそりと佇む小さな湖。 林芙美子の小説『田園日記』では 淡い恋の舞台として描かれています。
そんな、甘くてやわらかくてピュアなイメージをソフトクッキーにしました。
フレーバーはチョコレートとホワイトチョコの2種あります。

門馬は黑い花束を國子へ渡した。
………
『明日半月湖へ行きませうか?』
『えゝ、でも、お忙はしいんぢやございませんか?』
『かまひせんよ』
『何時頃ですの?』
『さうですね、お晝が濟んでからすぐ、一時にしませう』
『えゝ』
『この道をまつすぐ歩いてゐて下さい、僕がすぐ追ひつきますから……』
『えゝ』
………
山の上に小さい沼のやうな湖が見えた。
こんもりした林に圍はれて、沈んだ綠の湖が森閑と靜まりかへつてゐる。
湖の水面にはかない波紋のやうな小波が立つてゐた。
………
水面を小さい蜻蛉がすいすいと飛んでゐる。
………
誰も知らないやうなところに置き忘れたお月樣と云つた小さくて優しい湖だつた。
林芙美子『田園日記』(昭和17年刊)より
※林芙美子(昭和26年没)著作権保護期間満了

 

夏の半月湖をイメージした
チョコレートフレーバーの「半月湖」

 

冬の半月湖をイメージした
ホワイトチョコフレーバーの「半月湖」

 

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