食にこだわる人へお菓子のギフトが難しいと感じる理由
自分自身が栄養学や添加物や油脂の勉強をしていると、お菓子はギフトとして使うのはかなりハードルが高いということを感じることがある。
なぜなら市販品の多くは内容表示の羅列が多いからだ。どういうことかというと大手だと間違いなく添加物の使用量が多い(添加物表示は原材料の表示内で 「 / (スラッシュ)」より後ろは全て添加物なので見てみてね)
最近の内容表示法では、原材料の先頭のものには原産国を書く必要があり、例えば
小麦粉(アメリカ産)→と書いてるだけで農薬の問題がなーっとか
小麦粉(国内製造)→外国から輸入したものを加工してる小麦だなーとか
小麦粉(国産 or 北海道産)→それならいいか。
油脂の勉強をしてれば、
ショートニング・マーガリンは避けたいと思うし、「植物油脂」と書いているだけで、油の種類が明記してなければ大体パーム油とかオメガ6系だから、可能な限り摂取を控えたいなーと感じるわけです(「植物油脂(なたね油・大豆油)」など種類を書いてるとまだ良心的、オメガ9仲間の米油なら植物油脂と書かず堂々と「米油」と表記してる)
わかる人にはわかるけど、わからない人にはとことん分からないニッチな部分だが
食に詳しい人はこういう風に思ったりするわけです。
上記のことを踏まえた上で、製品の都合上で全部ではないけれども
お菓子のふじいのお菓子は可能な範囲で
*添加物の使用を控えたり
*全てではないけれ原産国を国内のものを使用したり
*油脂をバターや米油を優先で使ってる
グルテンフリーの需要
「グルテンフリー」とはグルテンを摂取しない食事方法、
そもそもグルテンフリーは、小麦アレルギー症状の出る人たちの体質改善が目的の食事療法。
しかしながら、アレルギーではなくとも、小麦の摂取を除去することでアトピーなどの肌荒れや、膨満感、お腹の調子が整う、疲労感、生理不順などの色んな症状の軽減に役立つとされてます。
その理由としては、小麦に含まれる「グルテン」というタンパク質はうどん・パン・お菓子などを作るときに生地をまとめる作用がある反面。栄養吸収をする小腸の機能阻害する働きと、海外のものであればポストハーベストと言われる農薬の問題もあり体調不良の引き金になるとも言われています。
とはいえ、世の中は小麦の商品で溢れており、本気で小麦を抜こうとすると、お醤油などの調味料をはじめ多岐に渡るため結構大変。
(私の場合はお菓子屋ですが可能な範囲でグルテンフリーをしています、日常的に小麦を抜いていると小麦ものを多めに食べると結構胃がもたれたり、膨満感が出たりしますが、食べたいものは食べるというスタイル。)
人によってグルテンフリーの範囲はさまざまで、アレルギーで絶対に摂取不可の人、体調不良の治療目的の方もいれば、日常的にあまり摂取したくない健康志向の人がいたりします。
粉の使用自体を、米粉・大豆粉・オートミール粉の置き換えるなどをしてる、グルテンフリーへの興味が高い人たちも多い。
海外だとグルテンフリーの食事や表記は一般的で、日本は遅れてる現状
しかし、お菓子のふじいのある「ニセコ」は外国の方が多く訪れるのでグルテンフリー商品は増やす方向。
意外とない、グルテンフリーお菓子セット
お菓子のふじいは和菓子・洋菓子両方作ることができる。
和菓子の領域は意外と小麦を使わないものが多く存在するために、普通にグルテンフリーになってることが多い。通販サイトでざっくりみても、それなりに個別の商品は充実している。
そしいて箱詰めをしてみたら、結構充実してるんです。
これは地味すごいことで、何がすごいかというと、自家用にグルテンフリーお菓子を展開してたり、
ギフトがあっても、例えばフィナンシェとかクッキーとか種類が限られることがほとんど、
色んなバラエティーがあって、内容表示的にも極限添加物フリー。
とはいえ、全部の素材をこだわって有機とかではないので、そこまで高くはない。
(素材をとことんこだわると2倍ぐらいの金額に跳ね上がる)
普通っぽいけど、普通じゃない、
こだわりはあるけど、こだわりすぎてるわけじゃない、
でも、内容表示を見たり、食べたら 「お!」っとなる感じ。
この中途半端なポジションは珍しい。
以下の画像からもグルテンフリーセットが見れますのでチェックしてね
北海道倶知安町(くっちゃん)でお菓子屋さんの 「お菓子のふじい」3代目 代表のちあきです。 お菓子作って、経営もして、 果ては当店のキャラクターのグッズデザインやら、SNSまで 仕事とプライベートの境界線がもはや よくわからない日々ですが 楽しみながら仕事をしてますよぉ