2回目のクラウドファンディング達成しました!

気がつけば、あっという間に8月。
2019年8月2日に2回目のクラウドファンディングが終了しました。

夢や思いをカタチにする事。

自分が描いた夢が本当にカタチになって、動き始めようとして夢が現実に転換したここ数ヶ月、実は寝て起きて目が覚めるのが怖いなと思っていた。やること、課題、現実問題の山積み。
最初に持っていた「ワクワク」がプレッシャーに飲み込み始めたから。

建物は立ち上がり、カナリアさんたちが住み始め、機械の設置の都合で工場自体の稼働はお盆明け
支払いは9月から始まっていく。

現実問題、工場がたったところで、本当に人は回るのか、思っていた売上はあげられるのか、資金が底をついたらどうしよう。言い出したらきりがない状況。大きな夢や行動に対してカタチにすることはそれだけ責任も伴うことを日々日々感じることが増えていった。

外観が出来上がる

達成ピンチからの動けば変わる。信用と行動のバランス。

前回のクラウドファンディングは3ヶ月で200万という設定をし、終了10日前くらいに達成した。
今回は2ヶ月で300万。この資金がなければ、建築費の一部支払いや、家具備品が調達できないので、絶対にクリアーしなければいけない状況。でも、残り1週間で80万近く足りなくて、流石に焦って、いろんな人に連絡した。

クラファンの定石として、支援がしっかり入るように、キーになる人にはスタート前に連絡をして
早めの支援を固めて、できるだけ個別に連絡できる人にはどんどん連絡する。
のをすすめられたのだけど、実は前回全然と言っていいほどやっていなくて、直接連絡したのは5名ほどだった。

なぜなら、自分の目線で考えると、それほど仲良くもない人から直接連絡きて「クラファン支援して」
と言われたら、スルーするし、ちょっとその人に対してあまりいい印象を持たない、今後のお付き合いに支障が出かねない信用の問題だと思う。
もちろん、仲の良い友人であれば喜んで支援するし、仲が良くなくてもSNSで日々眺めてて「こんなこと頑張ってるんだ」という認識があれば支援する。

だから、できるだけ個別に連絡してお願いするのを避けていた。
でも、今回は流石にと思い、直接お会いしたことのある人や、普段交流のある方々、無差別というわけでなく、ちゃんとお願いできる方々に個別に連絡をしていたら。支援が跳ね上がった7日前の80万不足から3日前の間に一気に残り30万まで迫っていった。

達成と、支援した人も、しなかった人も、みんなが見ていたリアルドラマ

その日寝るときに、「たくさんの方のおかげで、支援伸びたけど、あと3日で30万大丈夫かな」とパソコンしながら寝落ち。
でも、朝、起きたら達成してた。
しかもラスト3日でさらに一気に支援が伸び
最終的には3,662,000円 172人の人たちが支援してくれてた。

いろんな人に「いやーやばかったねーーー」「達成しないかと思った」
「最後1週間であの状況は普通無理だよね」「達成したの見て涙出たよ」
自分のことのように喜んでくれてる人たち。

カナリアップのクラウドファンディングの中に参加して
テレビでスポーツ観戦するように、パソコンやスマホごしてずっと応援してくれてたんだと驚いた。

もともと仲の良い友人たち
SNSのお友達たち
こんな人が!!と意外な方々
カナリアさんご本人
経営者目線で事業としての応援してくれた人
建築関係の方々
カナリアさんを理解したい人々などなど。
そして、今回地元の方々も支援に入ってきたのは嬉しかった。

こんなにもいろんな人が混ぜあった状態で
一つの場に集まることは奇跡的。
支援された方も、してないかたも、
シェアしてくださった方も、ただ見ていた方も
知らないことを知る機会になれば
それだけでも意味があると思います

カナリアップを通して見えたこと

このクラウドファンディングが終了して改めて思ったことは
みんな優しい。
その一言に尽きる。

去年の4月まで、構想も影も形もなかったカナリアップがこの速度で出来上がり
自分が思い描いたように、カナリアさんたちが働く場所が出来上がった。

でも、ここは救済施設でも福祉施設でもないし、化学物質過敏症自体が難病指定や、障害者には該当しないため、なんの支援もないし一般の会社と一緒。
ニオイがない環境を整え、同じ人が集まれば職場は成立するはずだし、対象を「全国」にしたら必ず人は来てもらえる。そしたら、タカヨシさんが深夜に一人で働くのではなく、スタッフが増え効率よく仕事ができて。美味しいものを生み出せる。

体調不良を引き起こす化学物質の入った香りは、規制するには困難なぐらい広がっている
なくなってしまえば良いと思うし、たくさんの香害で困られてる方々がいる。
ニオイが原因で職場で働けなくなってしまった人はいったいどのくらいいるのだろうか?
そして、理解のできる職場はどのくらいあるのだろうか?

人は知らないものは理解できないし、受け入れるのは難しい。

だから事例を作りたい。
ニオイのない職場を作ろーーーということも大事だけど
ニオイのない場所で作るお菓子は、素材の風味を大切にしてると言えるのではないかと
それ自体が付加価値になるはずなのだ。
食品を扱う現場・飲食店などで強め柔軟剤や香水のつけたスタッフがいたら
食べ物の匂いは飲まれてしまう。

だから、個人レベルだけじゃなくて会社として取り組む必要があるし、
それを他の会社に提案できるのは「カナリアップ」だと思ってます。

大切なお店と夫であるタカヨシさんを守ろうと思い、行動したら
なんだかとても大事になってしまったけれども。
本当にありがとうございます。

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

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