全国初!化学物質過敏症の人の働くお菓子工場and寮を作るの決定。「クラウドファンディングの裏側で起きてたこと」

北海道倶知安(くっちゃん)株式会社ふじ井の藤井千晶です。

先日放送されたHTB制作「カナリアたちの叫び」見ましたか?
見てない方はYouTubeにアップされてたので、こちらから↓

テレメンタリー2018「カナリアたちの叫び」(化学物質過敏症)

ぜひ番組の感想をテレビ局に送ってくれたら嬉しいです!
一筋縄には行かない話題ですので報道する側も慎重にならざるを得ない現実。見てる人が感想を送ることで、テレビ局側の力にもなるし、SNSで話題にすることも世間に広がる一助になりますんで。短い文でも良いので是非こちらから↓

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この番組を見て何を感じたか

この番組の放映を見て思ったこと。

現実なのだが、暗い!!!悲壮感ハンパ無い!!そして、出てた本人タカヨシの一言
「オレ幸せだね、もっと大変な人たくさんいるし、テレビにでた子供達なんとかしたい。」

今年の3月、タカヨシのダメなニオイ物質が増えてきて、このままだと年内働けなると感じていた。余命宣告と言っては大袈裟かもしれないけれど、そのぐらい私の中ではかなり差し迫っていた。

「きっと、どこかに同じ病気で働きたい人がいるはず。普通に求人しても、価値観の違いで退職するなら、いっそネタにして振り切ろう。」完全にネジが外れた瞬間だった。

だって、考えて見て欲しい。この10年私は雇い主としてスタッフを雇ってきたが、健康だろうと、不健康だろうと、学歴があろうと、なかろうと、優秀なスタッフだろうと、価値観のづれや、環境要因などで、必ずいつか辞める時は来るのだ。

だったらさ、働きたくても、働けない化学物質過敏症の人を受け入れにチャレンジする価値は十分ある、誰もやってないならなおさらね。

深刻な問題を、深刻に悩んでも解決しないから
シンプルに飛び越えればいい。

そして、求人を始め、この番組内に出てたような人たちと、日々ネットや、電話をしている中で、自分のお店だけで求人というカタチだけではなく、新しいカタチを作らないといけないと感じ、カナリアップを立ち上げ、クラウドファンディングを始めた。

クラウドファンディングの裏で何が起こっていたのか

3月 求人に困って、化学物質過敏症の人の雇入れを決断

4月 全国初の試みとして北海道新聞に紹介、
沢山の声を聞いて、カナリアップを作ることに

5月 全国から60件の連絡のうち15名以上の人から求人の問い合わせが来る
しかし現実的に、住める場所の問題があり、難しいことを知る

6月 寮付き工場を作ったら良いのではと考え、SNSで発信し翌日に化学物質過敏症対応の家を作ってる人をSNS上で知り合い、たまたまその方の知り合いが倶知安に。
さらに翌日直接会うことに中古物件などをリノベーションするより新築立てた方が良いかもとアドバイスうける。
翌日近くの土地を持ってる人に交渉に行きOKもらう銀行に相談したところ、個人での借入の限界があるので、法人化を進められ急いで法人化手続き

7月 個人事業主から法人になる
カナリアップのクラウドファンディングスタート
テレビや新聞で紹介される
土地建物・工場の設備の見積もりを取りながら、事業計画を立てる

8月 事業計画する上でカナリアップをしっかりとした事業の柱にするためには、  クラウドファンディングの成功は必須
クラウドファンディングが11日残して達成
事業計画の再度作り銀行交渉。

9月 銀行から融資のOKが出て土地の契約が完了

10月 建物の契約完了

11月 着工

来年6月ごろ完成予定

ざっくり言うとこんな感じ。

たった半年で起きたことにしては濃すぎて情熱大陸か一冊の本にでもなるのではと思うレベル。沢山の偶然と必然が複雑に絡み合った状態。

6月のミラクルは凄すぎて震えた。

さらっと書きましたが。

化学物質過敏症の人の働くお菓子工場and寮を作るの決定。

ここに立つよ

みんなの力をチャンスに変える

ブランディングの師匠のスターブランドの村尾さんが、ブランド作ろうって言ってくれて、ネーミングからロゴ選定や文言のチョイスを無償で手伝ってくれて。

サイト構築や運営するのに友人のO氏が手伝ってくれて。

カナリアップの冊子を作ろうと思ったら一人じゃ編集できない事に気がつき、ふじいのデザインを手がける、前田さんにお願いして。

将来的に事業にするために数字を作るアドバイスを経営塾の金村さんがしてくれた。

プロ4人が各方面からガッチリサポートしてくれたおかげで、ここまで急展開で物ごとが進んだのだ。(結構な無茶振りしても快く対応してくれた)彼らとの付き合いは4年以上で信頼の置ける人ばかり。私は本当にラッキーだった。

しかも、最終的に融資をオッケーしてくれた信用金庫の支店長が本当に感謝

また、SNS上の友人から、リアルな友達まで、沢山の人からの応援とカナリア本人達からの期待を背中に受けて、どれだけ心強かったか。

新しい工場は、お菓子のふじいの第二工場として稼働させ、現状のお菓子のふじいはそのまま。工場1階にはカナリアップ事務所を設け、二階を寮として4部屋4名が生活、別途1部屋は試用期間用やタカヨシの避難所として使う予定。ここは保養所ではなく、あくまで社員として働ける人のみが入る。体調が安定して行けば、ゆっくりと倶知安で部屋探しをしてもらい最終的には自立してもらう事が目的。

その先の展開として、当社の工場がスタートした一年以内に、他の地域に一箇所カナリア職場を作り、5年以内に全国の都府県にカナリア職場を作る事が目標。

そして、カナリアップの活動を広げていき、現状では化学物質過敏症の人を雇い入れると言うケース自体が皆無に等しいが、それを逆手に取り世の中は人手不足の解決のお手伝いをする。ある程度資本がある会社や、スタッフにすでに過敏症を抱えてる会社に、職場づくりを提案し雇用を促進する。いろんな職種の職場があれば良いと思っているので、どこか興味のありそうな会社があったら教えて。

今回施工する工務店さんにお願いして、全国で建てれるよう再現性がある状況を今から作り上げるプロジェクトも進行中。実際に過敏症の人たちが住んでどうだったかフィードバックあげて事例として精度をあげて、この工場は全国初のモデルケースにする

元々タカヨシと一緒に働きたいっと言う事が目的だったのが、
かなり壮大なお話になってるけど、工場が建築の契約した時点でかなり現実的な状況。

ちょー大変だけど、ようやくスタート!

でも、悩みに悩んでも答えが出なかった状況よりは
前を向いて、みんなを巻き込みながら悩んでるのは、とても楽しい!

そんな状況になったのも、読んでくれてるみんなのおかげだし、いい妻・いい母・いい経営者じゃないと思うけど、子育てを手伝ってくれてる両親、こんな無茶苦茶な状況でも「なんか楽しそうですね」っとついて来てくれてる会社のスタッフに感謝。

まずは、工場立った段階からしっかり売り上げあげないと行けないので、来年7月以降にはなるけど、事前に法人取引などのお菓子に関する仕事の相談などありましたら声かけてもらえたら嬉しい(まじで仕事を来春以降ください)

この半年間、何度もいろんなかたちの新しいスタートを切って、その度にちょっと震えることもあったし、めちゃくちゃ周りに迷惑かけてるけど、迷いはないよ。
失敗したら、やり直したり、方向変えれば良いのだから、やらない後悔よりは、チャンスきたときにやり抜く。

カナリアップ第二章の始まり!

転んでも起き上がるので、ぜひ笑って見ててーー逸脱して振り切ります!

カナリアップ - Canaria-Up
化学物質過敏症は、ほんのわずかな化学物質の影響で身体に異変がおきる新しい病気です。カナリアップはそのような症状に悩む人(=カナリア)のサポートを目的に、この病の知名度をあげてゆくため立ち上がりました。

通販はこちら↓

お菓子のふじいネットショップ
北海道倶知安町(ニセコの隣町)にある、地元素材を使った「焼き立てシュークリーム」などのおやつ菓子から、お土産などがそろうお菓子屋さん。ニセコ観光のお土産にもおすすめです。

北海道倶知安町(くっちゃん)でお菓子屋さんの 「お菓子のふじい」3代目 代表のちあきです。 お菓子作って、経営もして、 果ては当店のキャラクターのグッズデザインやら、SNSまで 仕事とプライベートの境界線がもはや よくわからない日々ですが 楽しみながら仕事をしてますよぉ