フードロスと訳ありケーキ販売と店頭のブランド維持

北海道倶知安(くっちゃん)お菓子のふじい 代表の藤井千晶です

今年に入ってから、今まで行ってきた常温での通販に加えて、冷凍通販を始めました。
理由としては常温で届けれるものと、冷凍で届けれる物の違いから。
冷凍なら、店頭でしか買えないものが距離を超えることが可能になるし、あたらしい挑戦ができるから。

そもそも、オンラインのお友達のために始めた通販

私は仕事的に住宅兼仕事場なので、在宅ワークといえば、在宅ワークな訳で、それほど外に遊びに行ったりはしてませんし、夫が化学物質過敏症のため、ほぼ引きこもりなわけです。
でも、かれこれ20年前のインターネットが普及し始めた頃に高校生だった私は貯金を全部出してパソコンを買い、通信環境を整え、インターネットを自力でスタート。
その頃から、ネットの友達もいたし、リアルでお会いしたり、チャット、掲示板などを活用し、mixiが出れば使い、今のような実名のSNSが一般的になるはるか前から、ネット上の人付き合いをすることに慣れていた。

そんな中、実家に帰ってきて、友人がお菓子を買いたいというので通販を開始したのは10年以上前。
大手の通販サイトに載せるわけでもなく、自前でコツコツと。
だから、物凄い売れてるわけではない状態。

コロナで見直す距離を超えた販売のしかた

2019年8月に新工場を作ったこともあり、通販にも力を入れて行こうと考え、常温のショップの他に冷凍ショップもオープン、でも目の前の仕事におわれて放置していた。

2020年3月にコロナの影響で北海道で緊急事態宣言が出た時に、北海道のお菓子屋さんで物産展や空港などの観光関係で販売してた会社は、売り先がなくなり、在庫を抱え、それを売るために一時的に売り捌くために各所でサイトが開設され、お得に商品が買える状況が出現した。

フードロスはやはりもったいないわけで、距離を超えて多くの方が通販を利用し、知らなかったお店のものを購入し始めたのを横目に、お菓子のふじいは、一時的なものではなく、継続的に何ができるのだろうか?と考えた。

売り上げをあげたい、でも、客数が落ちて限界があるのであれば
最低限ロスを減らし、利益を上げる努力をしなければいけない。

店頭にきていただけるお客様は大事にしつつ、
そして、在宅が増えてる今、通販をする機会が増えてるから
通販のカテゴリーを構築する良い機会

ありがたいことに、ネット上には友人がいるわけで、そのお友達たちは「遠くて買えなくて残念」
「通販で買えたら買うのに」などを声かけてくれていた。
それならば、通販を強化するタイミングだし、お客様は最初から全国だという意識を強く持った

フードロスと遠方の方へのケーキ販売と店頭のブランド維持

店頭のケーキが売れ残る→廃棄
店頭でロスのケーキを販売→正規品が売れなくなる、さらにロスを生む可能性→利益低下とブランド崩壊
通販でケーキを買いたい人がいる→送料も高く買いづらい

なので販売の考え方を、通販と店頭で切り分けることにした
ロスになったケーキを冷凍し、安全性やチェックをして通販で安く販売→送料あっても気軽に買いやすい
訳ありケーキとして通販のみの販売→店頭で販売じゃないから、店頭の価値は崩れない。

私のFacebookの投稿です
これを見て想像以上の反応が返ってきました

友人まっすーに紹介してもらう

そして一気に注文が入ってバタバタ。

アフターコロナ後を見据えて考える

お客様からの投稿
お客様からの投稿

フードロス対策の冷凍ケーキセットの反応がとても良くてびっくりした。
今回このケーキセットそ作って気がついたことはコロナだからじゃなくて、(コロナはきっかけ)継続的にできる仕事を作り出していてお菓子屋さんに新しい仕事の提案になるんじゃないかと。

ある程度軌道に乗ればスタッフにお願いすることになるけれど、まずは自分で梱包をひたすらやる。そうすると、これ必要?これも入れた方が?クーポンとか良いかな、お店のことが伝わるかな?
自分のお店は「また買いたい」と思えるお店になれるのだろうか?受け取った人が楽しいと思ってもらえるだろうか?
それは通販以外の店頭でもやはり一緒で、商品買うならコンビニのケーキで良いわけで通販ならAmazonで良いわけでこの人から、このお店から買いたいと思ってもらえるように、今だからこそ、再認識する必要があるなと感じる私も友人から通販するわけでやっぱりそこにはコミュニケーションがあるから良い商品はもちろん人柄も重要。

常に楽しいお店作りを目指したい
美味しいは当たり前、楽しいという事に価値作れるお店に

商品解説の用紙を同封

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