大手と個人店のお菓子屋の仕事の違いを理解する重要性

北海道倶知安(くっちゃん)お菓子のふじい 藤井千晶

今バイトしていいよって言われたら

間違いなくスタバを面接したい おかしなちあき です

 

お菓子屋さんでも仕事の内容全然違う

5月に入り

ようやく新生活に慣れてきてる人も多く

GWすぎたから、ほっと一息の時期

この時期になると世間でいう「五月病」というのに

襲われる新人の人たちも多いと思う

新人やこれからお菓子屋さんに就職したいと思ってる人

そんな人たちにお菓子屋さんがサイズによって仕事の質が全然違うことを

伝えたいなと思った

新人にたかよしが教える図

新人にたかよしが教える図

なんで、私がそんなことを言うかというと

一通りのサイズのお菓子屋を経験してるから

 

実家は夫婦でやってる、超個人店

 

初めての就職先は何十億という桁違いの売り上げの

北海道の中でもトップクラスのお菓子製造会社

 

個人店としては最大サイズの従業員20名近いお店で研修

 

会社だけど超繁盛店で、半端ない労働環境のお店で、無給で勉強に行き

 

ファミリービジネスで数人を雇ってるお菓子屋さんに、ちょっと勉強させてもらう

 

そして、今実家で3代目として後継いでいる 「お菓子のふじい」

 

お菓子のふじいは 家族だけの個人店から会社になる中間くらいに位置してて

繁盛店までは、まだ遠いいし

一番経験が長かった菓子メーカの足元にも及ばない

 

面白いもので

どのお店も給料が同じくらいだったら

あなたが初めての就職先ならお菓子屋さんで働きたいか?

 

大手

週休二日・有給あり・残業なし ボーナス・退職金あり

作る製品は1製品、来る日も来る日も毎日特定の商品を作り続ける

そう簡単に他の仕事に移動はしない(ヘルプや人事などはあるかもしれないけど)

仕事はマニュアル化されていて、自分から改良を加えるのは難しい

お客様の顔はみえない、お客様の声も少し見ることあっても、直には聞こえない

 

繁盛・個人店

休み週1 残業当たりまえ 1日12時間ぐらいは普通に働く 

ボーナス・退職金なし

作る製品は多岐にわたり 目の回る忙しさに

覚えることがめちゃくちゃ多い上、マニュアル化・仕組み化してないから

自分の理解力を上げたり、考えたり、見て学んだりの行為は必修

いろんな仕事ができるのでパティシエとしての腕は上がる

お店に出ることもあったりして、お客様と顔を合わせたり

顔を合わせなくても、販売の人からお客様の声を良くも悪くも、すぐ聞くことができる

 

どちらが、良いとか悪いとかじゃなくて

あくまで上記は個人的な見解

いいか悪いかじゃなくて、どこに自分は行きたいか

によって、選択が変わっていく

 

大手にいるスタッフは

「もっといろんな種類のお菓子を作りたいけど作らせてもらえない

工場にいたら、誰にお菓子作っているかわからない

人間関係とかも人が多いし、仕事も結構きついし」

 

個人店のスタッフは

「とにかく休みがない、仕事以外何もできない

休みがたくさんあって、時間がある大手が羨ましい」

 

大手にいた時、時間に余裕があったらから

無給で知り合いのお店に勉強に行けたり

フードコーディネーターやカラーコディネーターなどの

資格を勉強できた

しかも、大手は生産効率・衛生面などの考え方がしっかりしてる

 

個人店は お菓子を作ることに対して貪欲に勉強してた

美味しいお菓子・手間暇かけること・お客さんとのコミュニケーション

一人ひとりの責任の大きさ

 

 

両方知ったからこそできることもあれば

片方だけを極めることでできる道もある

 

きっと、こんな違いを

誰かが教えてくれたら

もしかしたら選択肢が変わるかもっとおもって書いてみた

でも、選択はいつだって自分の手の中に。

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