香害で、被害者にも加害者にもならない、共感を巻き込む「自分としての立ち位置」

ニオイに関する問題の香害で、具合悪そうにしてるタカヨシ見て
感情的にならず客観的に眺めている おかしなちあき こと

北海道倶知安(くっちゃん)お菓子のふじい & カナリアップ 代表 藤井千晶 です
(あれ、役職増えてる 笑)

「加害者にも被害者にもならない」と言う考え

あいかわらず体調の乱調なタカヨシ
すっかり慣れているので、気にはするけど
あまり深入りしないようにいつも気をつけてる
休めば治るのがわかってるので。

本日も体調不良です!

メンタルタフだよね!っと
最近よく言われるんだけど
今年はじめに、対人に関することで
お先真っ暗レベルで落ち込んだことがあった
自分が良かれとした、自分にとって些細のことで、相手が炎上したのだ

こりゃダメだと思って、心理カウンセラーのお友達のいくちゃん
思わず相談した時に言われた言葉

「加害者にも被害者にもならない、
自分が違うと思うのであれば共感しない
わからないものは、わからないと言う」

ってなこと。
実はその時はピンとこなかったんだけど、なんとなく
その問題自体は可決したが
その言葉がずっと引っかかっていた。

そしてある時タカヨシの発言を聞いて
突然腑に落ちたのはカナリアップの話が出るちょっと前の話

タカヨシが「なんで、こんなにこっち辛いし、言ってるのにわからないんだ(怒)」
ニオイに関することで怒っていた。
これを見た時に、香害で苦しんでる「被害者」っと言う立場から
「加害者」に変わった瞬間だと感じた

彼にとってはニオイをさせてる方は「加害者」で自分は「被害者」っと言う立場
ニオイをさせてる側としては「加害者」っと言う感覚ないのに、言葉であっても攻撃されたら
「被害者」に転じる。きっかけは些細なことでも、お互いが「自分の方が大変」って
言葉を発した時点で平行線になり、収集がつかなくなる。

夫のタカヨシは化学物質過敏症で合成のありとあらゆるニオイがだめで
大変さや辛さは、発症してない私には理解する努力はしても、
本質的な理解ができない、っで、
タカヨシが「こんな辛いお前にはわからない」っと何度か言われたけど
「私が、妊娠出産の時の辛さ、あんたにはわからない、って感覚と一緒だよね」
「でも、寄り添うことができても、本当のあなたの辛さは私にはわからない」っと
キッパリ言った

そこで、しっかり伝えなければ「私だって、大変なのに・・・」て自分が被害者になる

「被害者にも、加害者にもならないこと」を自分で選んだ対応だった

常に客観視して、妄想する

カナリアップをカタチにしていく過程で決めていることがある
それは「自分の立ち位置」

過敏症本人たちの目線と、ごく一般的な目線の中間に立つこと
過敏症の人の伝えたい気持ちが強すぎると
一般には受け入れがたいのだ

マーケティングは恋愛 っとよく言うけど

まさに、今日会った人にいきなり告白したり
ものすごい熱量で最初っから自分のことPRしてることになりかねない
相手側からしたら、ストーカーレベルでドン引きだよね

初めて会ってとりとめのない話から「そのマスコット可愛いですねー」
ってところからゆるくはじめて

そのグッズかわいいですねー

私ちょっと苦手なものがあってーーーくらいの会話じゃないと
いきなりシャッターが目の前で降りちゃう

だから、そこを降ろさないように
客観的に状況を判断して、背景を妄想して出方を考えている
それをやっていたら「共感」にたどり着いたのだ

 

最近こちらのブログに辿り着いたのですが、お菓子屋さんの内容とは良い意味で思えないブログ内容に「うんうん」頷きながら読ませて頂きました。
こんなにも頑張れて、それでいて笑顔が素敵なちあきさんにこちらまで元気をもらいました!

 

ブログを拝見いたしました。
私も化学物質過敏症に長年悩まされております。
化学物質過敏症の方だと自分のことばかりになってしまうと思いますが
同じような方が社会参加してかつ同じような方の雇用のチャンスま
考えていられる方が存在するのだとびっくりしました!
そしてとても勇気づけられました。

 

最近もらった嬉しいコメント見ながら
今げんざい面白いことに
私の元には批判的なコメントって一切ないってことに気がつく。
だって誰も攻撃してないからね、その分批判もない。

だから、カナリアップは「共感」を作り出す団体にしていけば
世の中が少し動くんじゃないかと思って

そう言う想像しただけで、ちょー楽しいな

 

コメント

  1. Tom-T より:

    こんにちは。今回の記事を拝見して、また「こうして考えられる方は貴重な存在ですよ…」と泣いてしまいました。(最近涙もろいです)。昨日もバニラ系の香水をまとった方の近くにいて、具合を悪くし、瞳孔がさらに拡大しちゃって、夜中なのに帰宅時に目を開けられず、サングラスして自転車で帰宅しました。「もう何も信じられない、またつらい夏が来る。気温が上がって臭いで死にそうになる。洗剤工場なんかつぶれてしまえ」と相当メンタルもいっちゃってるなあと思っていたところにこの記事がUPされておりました。

    『過敏症の人の伝えたい気持ちが強すぎると
    一般には受け入れがたいのだ』

    その通りでございます。
    MCSに限らず、何かの行動を起こそうとする方(団体)には、理解してもらおうと必死になるあまり、
    周囲をドン引きさせてしまう活動をしてしまう方が大勢います。(昨年の猫虐待で裁判になった件もそうです)
    みんなに理解してほしい思いが逆に「化学物質過敏症」「MCS」等の単語を見ただけでもう拒絶反応を起こされてしまうのはとても残念なことです。
    だからこそ、ちあき様のように考えていこうと思っていただける方はとても貴重な存在でございます。

    『過敏症本人たちの目線と、ごく一般的な目線の中間に立つこと』

    これは第三者でもむつかしいことだと思います。過敏症ご本人を家族に持つ人であれば、なおさら。
    でも、ちあき様の文章には「もしかしたらできるのかも」と思わせる何かをお持ちのように感じます。
    ちあき様の決意とぶれない精神が込められているようです。

    私も患者の立場ながら、「原因物質が国で認可されている物質であるので、それを振りまく一般の人には本当は罪はない。大変だねっていってもらえるだけでも感謝せねば。他の患者さんには『精神病だろ』『私は何ともないのにおかしいんじゃない?』等々つらいことを言われる人もいるんだから」ということを頭に置いて職場ではお願いをし、興味を持って下さった方には引かれないように伝えようと努力しています。それでも参っているときは感情的になってしまうのだろうなと毎日が反省の日々です。

    ちあき様のように考えていこうという方が中心になったカナリアップ。
    多くの人に好かれ、受け入れてもらえると信じております。

    • コメントいただきありがとうございます
      大変嬉しく思います
      お気持ち痛くわかります
      メンタルやられてくると、ちょっと行きすぎてしまいますよね
      私も、体調悪くなってるタカヨシには八つ当たりよくされますしね
      辛い気持ちはわかるんだけどねーーー
      そんな言い方しなくてもーーーっと思うこともあるので
      客観的にそれはどこでも起こりうることだと
      常々思います
      すこしでも違う側面から理解していただけるように
      カナリアップが成長できればと思います

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