カナリアップ工場では何を作り、何をするのか?

北海道倶知安(くっちゃん)株式会社ふじ井 代表藤井千晶です。
冷静に考えれば、よくもこんなにも思い切った事業を展開することにしたなと自分でも驚き、
泣いて、笑って、苦悩して、人生賭けるほどの挑戦に工場の稼働目前に背筋が伸びる思い。
ここまできたからには、しっかりカタチにするために気負いすぎず、でも、
支えてくれる、応援してくれるみなさんの想いをカタチに、ワクワクするような挑戦とサクセスストーリーをお見せしたいと思うんです。

そしてタカヨシが作り出す美味しいお菓子を提供しながら、そのまま病気も緩和して、笑顔が増える事業にすると心に誓っています。

カナリアップ工場はどの方向に進むのか?

カナリアップ工場は、できるまでの過程で十分なくらいのストーリーがあります。

大変だったこと
*夫が化学物質過敏症になり働けなくなる
*スタッフがニオイの規制でやめてしまう
*ただでさえ人手不足
*スタッフみんな大変

発想の転換
*同じ病気の人を雇えば人手不足解消
*働きたくても働けない人が働ける
*人が揃えば生産が向上する

思い切って工場建設に着手と設備投資

現在のお店は少量多品種で、大量に作るのは困難なために、大口の注文を受け入れができなかった。
今の商品ラインナップは変更しないで、現状の工場は第一工場として継続して稼働しますが、
新しい工場の設備に関して、お饅頭も蒸せるし焼き菓子も焼ける大容量のラックオーブンを導入。
高機能の急速冷凍庫で商品の品質向上。
大量生産に適した設備を投入することにした。
さらに、お水は根幹から浄水器を設置したため、使用する水は美味しくなる。
今からどんなお菓子になるか楽しみ。
夫のタカヨシは、お店の現状にそってシュークリームの製造やケーキ類の製造が中心となり、和菓子職人としての能力が発揮できていない。その状態を打破するために和菓子に重点を置いた設備にした。

現実的にカナリアップ工場をどうやって事業化するか

カナリアさんは基本的に一般の人との接触が難しいので、リスクを減らすために
カナリアップ工場には店舗を置かない。1階は事務所と製造工場。
この工場では現店舗へのお菓子の供給と

*新しい試みとしてお菓子屋さんに対する半製品お菓子の卸業・製品BtoBの発展
*無添加お菓子ブランドの構築
*ふじいの事務
*カナリアップ商品発送&サイト運営

1、今までになかった発想を形にする

同業種の友人と話をすると、人手不足、技術的なもの、ストック的なもの、商品を作りたくても作れない…等々、皆非常に困っている。

特に、小さなお菓子屋さんの困りごとは死活問題。

*北海道内における地方の菓子店の特徴として、洋菓子・和菓子両方行ってるケースがある。先代は和菓子を作っていたが、現在の経営者が洋菓子を専門としている場合が多い。よって和菓子作りの技術がないのに、和菓子を取り扱わなければならないお菓子屋が多数存在する。
*和素材を使うブームがきているが、洋菓子専門店だと限界がある。
*同業種の中でも人手不足が深刻で、仕入れ商品でも棚を埋めたいという要望が多くある。
*同業他社にて和菓子の知識少なく、和菓子の販売ニーズに対応できていない。
*同業他社も人手不足の環境下にあり品揃えができずに困っている店が多くある。特に和菓子類などは、「解凍するだけ」「焼くだけ」など、一手間加えたら製品になる「半製品」のニーズが増加している。

この状況をカナリアップ工場で和菓子職人のタカヨシが解決できるのではと考えた。
焼く前の半製品のクッキーや、季節ものの大福などの和菓子類、お菓子のふじいで販売を行っている商品自体を卸すことで、それぞれの会社でアレンジをして販売してもらえたら、お互いwin-winの関係で大好きなお友達を手助けできるなら、価値がある事業。
同業種はライバルではなく、どんどん淘汰される中で共存関係になっていく可能性があると感じています。

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2、 お客様になりうる化学物質過敏症の人たちや無添加・健康に対する需要への商品提供。

カナリアップの関係で無添加のお菓子の需要がかなり多くなってきました。

健康に気を使ってる方が増えている中、自分や家族が食べても安心して食べれるもの、また、洗剤などのニオイの吸着がない工場で作るお菓子は、価値があるということがわかりました。

これに関しては並行して、無添加や健康路線のお菓子ブランドの構築を進めます。

3、カナリアップ事業
カナリアップは昨年(2018年)形にはなったものの、現状の「お菓子のふじい」の事業を続けながら専門のスタッフがいるわけではない状況で行っているために、現スタッフには負担をかけています。
また、お客様への対応も時間がかかっていた部分を改善し、カナリアップとしての発信なども増やしていけます。

全国の化学物質過敏症患者の方々は、周りの方から理解され辛い病気であることも含め、生活するだけでも大変な苦労をされています。仕事を続けることができなくなる方も多く存在し、どうしても社会から孤立する傾向が強くなってしまいます。

しかし、企業と個人との連結、社会と共存していくことが人には必要です。
私どもが職場モデルをつくり上げることにより、「社会と化学物質化敏症との橋渡し的存在」になることをこのカナリアップで目指しています。

あなたと一緒にいたい
って言いたいだけ

お客様・スタッフを大切にしワクワクを取り戻す。

今のスタッフは、いろんな事業が展開をする中で仕事がごちゃごちゃになって、とても大変だった。
それでも、理解して、協力してくれて、助けてくれて、素晴らしいスタッフ

彼女たちを活かすために、カナリアップ工場ができることで仕事を分業化。やるべきことに集中できる環境を作り、店頭での接客に力を入れてもらえるようにする。

正直、私も仕事が山積しすぎて、この1年間全然楽しくなかった。
やることをこなし、考え、ワクワクが失われていく状況が苦しかったし、お店の販促や状況のチェック、コミュニケーションも後回しにしていたけれど、もう、私一人では負えないくらいの仕事量。

でも、この先はみんなと協力しながらお店作りをして、ワクワクを取り戻したい。売上は上げなければならないけれども、売上を目的にするのではなくて、お客様・スタッフのワクワクを優先して行きます。

みんなでお出かけとか
研修をしたい!

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お菓子のふじい通販サイト

カナリアップのサイトで香害を知ってくれたら嬉しいです(グッズも販売してます)

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