お菓子のふじいでは店頭に立つ接客スタッフを現在募集していて、改めて、どんな思い出会社を経営していて、何を重視してて、どうしたいか、を書き出してみた。
女性スタッフへのマイルール
私自身が女性2児の親のために、スタッフを雇い入れることになった時から、マイルールがあります。それは「子供・家族・本人の体調不良に関して休み・早退に不満を言わない」
いろんな事をやってや、やめての繰り返しだけど、このマイルールだけは守り続けてる。
自分自身お店を経営する立場として男性的な思考が強いけど、やはり結婚して子供を持って、こんなに子供がいて仕事をするということは大変なんだと痛感してるんです。
*子供の体調不良
*子供特有の感染病に親もなる(私も手足口病におたふく風邪なりました・・)
*子供主体になるので学校行事やイベント・習い事と自分以外の用事増加
*パートナーがいれば、結婚・離婚・転勤などによってライフステージが大きく変わる
*女性の生理などで月ごとに体調不良や情緒の不安定
*家の掃除・料理・子供ものスケジュールなどの管理に忙殺
本当に世の女性たちは、よく頑張ってると思います(本当に尊敬する)。
それを理解してくれる職場も増えていますが、なかなか理解してくれない職場もあるのが現実。
働くということ・苦手なことを理解する重要性
働くということは社会参加で、状況によっては長く安定的に働きたい、短期で稼ぎたい、人によって目的は様々です。
お金が必要であれば、ニセコと言う土地柄、東京のような時給で、ハローワークにいけば恐ろしい量の求人があって、冬の間だけの短期で高額な働く場所がある地域。
金額面目に見える福利厚生でいけば、弊社と比較すると見劣りしてしまう。
なので、お菓子のふじいとしては長期で安定的に働きたい人に向いています。
実際にお子さんのいる正社員もいますし、ご家族の状況によって休みなど含めて配慮してる状況。女性スタッフが多いので、その辺りはお互いに柔軟に対応している。
スタッフによって得意や不得意があるので、最近はやりたい事・やりたくない事・こんな会社にしたいという意見出しを社内研修内で出し合って、みんなで周知したら、面白いことが起こった。
一見するとやりたくない事を宣言することはネガティブなことだと思われるけれど、
それでも「やって、もらわなければいけない事」もある、でも、不思議とそれを補うように、Aさんにとって「やりたくない事」が、Bさんにとって「やりたい事」だったりしたり、
例えば、今回で言えば、掃除が苦手と言う人がいれば、掃除が好きと言う人もいる事例があって
じゃあ、この掃除はAさんにお願いしよう。とかBさんが掃除が苦手だとみんなが周知してれば、「そこは私やるね」と言うことになる。
じゃ、やりたくない事は全くしなくても良いと言うわけではなくて「理解」をしてもらう事が先に重要で、やりたくない事をしてくれてるスタッフに対して「苦手なのにやってくれて助かるなー」となっていく心の動きが、「理解」をする事で私の中で出てきたし、少しづつお店やスタッフのあり方を考えるきっかけになってる。
自発的に発生したお茶会
私自身コミュニケーションがとても苦手だし、基本的に一人でいたいし、仕事を抱え込む。
でも、本心はみんなで仲良くしてくれたらいいなと思ってるし、実は今いるスタッフも「みんなのことを知りたい・お話ししたい」と言う希望があることがわかった。
そこで自発的に発生したのは休憩時間を短縮して、一部は会社で時間を負担して、就労時間内に部署をまたいでのお茶会の開催。会社から好きなお菓子を持って行って事務所でお茶飲みながらお話をする場を設けた。お店のお菓子のことも知れるし、知らない人と話す機会があるし、社長の私はいない。まだ始めたばかりで、今後どうなるかわからないけど、面白い取り組みを提案してくれたスタッフがすごい
ホウレンソウはもういらない。気軽に雑な相談をする「ザッソウ」の開始
私は、今までいろんな経営の勉強もしたし、実践もした。「やらねばならない」にずいぶん縛られていたんだと、最近気がついた。
その中で「ホウレンソウ」報告・連絡・相談は上手くいかないジレンマと、一般的には重視されてるけど、モヤモヤとした違和感、そしてそこに対して上手く回らなければ「なんで報告しないの?」とイライラすることよくあった。
でも、そもそも、私がバタバタしてて忙しそうなら「報告」しづらいし、「相談」もしずらい、コミュニケーション苦手だから、話ずらい。そりゃーホウレンソウできないのは当たり前で。
苦手なことを一生懸命やろうとしてた。
そんな中でたまたま見かけたこの本
この本を読んでホウレンソウやめて「ザッソウ」にしようと決めてスタッフに提案した。
雑に相談する、雑談することで相談するハードルを下げる。相談という深刻内容まえに形式張らずお話しする機会を作ること。
実は、会議・個人面談って硬くて面白みがなくて、義務的で実は違和感を感じてたから
まずは毎週の「部門長会議」と言う呼び名を「リーダーザッソウ」にしてみたら、
なんか、気軽な感じになったし、「なんか「ザッソウ行ってきます」っていいですね!」とスタッフからも言われてとても嬉しかった。
個人事業主から会社になったし、社長としてしっかり頑張らないと!こうやって、ああやって、数字も見て、報告関係もスタッフにやってもらわないと、って思っていたのが、なんだか違和感を覚え始めてきた、だって、私が「ワクワクしよう!楽しいお店にしよう!」って言いながらも、全然楽しくないんだもん。それは確実にスタッフにも伝わっていたし、お店にも伝染していた1年間
今やりたいことは「なんか楽しそうですね」という言葉を本気で言える状態
「これツライですね」と理解し合える状態にしていくのが社長としての役割だと感じてる。
働く人の幸せを願える職場という名のチームを作りたい。
ここまで書いておいて、なんですが人手不足は深刻。(なので求人)
働き方改革とは言われてるけど、うちのような10名以下のスタッフで小さな会社は大きい会社と違ってできることの限界値がある。みんなのためにと言いながら、実はお店を大事にしたいと思ってた。
でも、会社を優先するかスタッフを優先するか、非常に難しいところだけども、
今一度、スタッフがどう働くことが幸せなのかを、崖っぷちに立った今だからこそ、考え直してる。
やっぱり私自身も幸せになりたいし、何かを犠牲にしてる状況は好ましくない。
なので、スタッフと「ザッソウ」しながらお店を作り上げたいんです。
こんなお店です。
働きたい人がいたらいたら、一緒におお店作りませんか?
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北海道倶知安町(くっちゃん)でお菓子屋さんの 「お菓子のふじい」3代目 代表のちあきです。 お菓子作って、経営もして、 果ては当店のキャラクターのグッズデザインやら、SNSまで 仕事とプライベートの境界線がもはや よくわからない日々ですが 楽しみながら仕事をしてますよぉ