消費者・作り手・経営者として選ぶ自由の添加物な課題

一つのことに集中すると、そのことに関連して収集したがる傾向の、
お菓子のふじい代表 「おかしなちあき」こと 藤井千晶 です

世の中は多数決だけど、少数派がいる

私は元々、ごく一般的なお菓子屋さんとしてお菓子作りをしてましたが、夫が化学物質過敏症という病気になってから、食べ物ことと、栄養のこと、環境要因、心理面のことなどを学び始めました。
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化学物質過敏症という症状は、簡単にいうと花粉症のように自分の許容範囲を超えて物質が入ってきたときに、さまざまな身体的症状発症するというもの。夫場合は洗濯洗剤や柔軟剤が引き金になったが、一般的には農薬の問題や食べ物の問題も起因してくるという現状。
今では活動を停止してしまったが、一時期カナリアップという「香害」にフォーカスした活動を行なっていたのだけど、そのときに思った事は「被害者は加害者を作るという構図がある」ということ
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「被害者・加害者」「売る人・買う人」相反する立場をいつも中立に見ようとしてる自分がいる理由は両方の意見もわかるし、紙一重の部分もある、しかしながら世の中は多数決だと、この症状に取り組むときにとても感じたこと。

消費者側は「高級な食べものに、お金は払えない。」「美味しいものは食べたいけど、できるだけ安いものを。」そう思う人は多い。

経営者側だと、「沢山売りたい」「利益が必要」と思う。

製造側だと、「日持ちのある物を作りたい」「簡単に作りたい」「安定した製品を作りたい」と思う。

この3者の意見を全部叶えるのは「食品添加物」
それがあることで安価に作れたり、味を良くして日持ちをさせることもできる、しかも添加物によっては中毒性も持ち合わせるから、リピートしやすい。会社は利益取れて、作り手は思うようにものが作れて、消費者は安価で美味しいものが手に入る。ある意味でいいことづくめ。

でもメリットの影にはデメリットが必ず存在していて、それを知る少数派もいるということ。
(そこに向き合ってる人ってかっこいいといつも感じてる。)

なぜ食品添加物に向き合おうと思ったか

体調不良→栄養や食事に興味→「添加物は良くない」→でもお菓子作るときに使ってるし、全部排除は難しい→そもそも「添加物は良くない」と言われる理由はどこにあるのか?」→自分の身の回りから消すのは不可能なので、知った上で自分で選びたい。

やはり、現状のお菓子のふじいの中で、お菓子を作る上で、添加物を全排除はかなり難しい。
それを売りにするそれなりのサイズの会社か、個人店でこだわりを持って行うなら可能。
そして、私自身何かを徹底的に排除することはしたくないのだ、選べていい。

グルテンフリーの人、添加物を避けたい人、乳製品を避けたい人、それは好きにしたらいいと思う。
だって、生きてる中で気になるポイントって体の状況や情報の状況によって違う。

世に言われる健康法だって、ある日突然それは違法になることだって十分ありうる。

お菓子のふじいのお菓子作りはどこへ行くか

私は消費者・作り手・経営、三つの目線を持ちながら色々思いが交錯する。
作りたいものがあっても、売れなければアウト

消費者の期待に応えた製品ができても、高額過ぎれば買ってもらえない。
地元の素材にはこだわるけど、今のところ全部を有機のものを使う!とか
添加物は全く使わない!という選択肢はない。

ただ勉強した上で、これだけは排除したいとか、これは栄養的に使いたいとか、色々出てくると思うけど、1箇所で学んだことだけで偏ることなく色んな所で学んだことをお菓子に帰結する学び方をしたいのだ。

マーケティイングとかでいうと
中途半端なのは重々承知

売るのか、売りたいのか、売りたくないのか
食べて欲しいのか、食べたいのか、食べたくないのか
答えは出なくてもいいから、一つ一つ自分なりのお菓子屋スタイルを見つけていく。

そのために↓こちら勉強始めました。これから楽しみだ

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