ココロが「全然楽しくない」とざわざわしててることに、気がついてしまった、
北海道倶知安(くっちゃん)株式会社ふじ井・お菓子のふじい・カナリアップ代表藤井千晶です。
テレビに出ました
テレビ取材を受けて気がついたこと
5分しかない枠なですが、数日に分けてNHKさんから取材を受け、現場を見せたり、カナリアスタッフが対応したりと、時間をかけ色々喋る。
時間が限られた放映は、起承転結の「起」「結」のみで、やはりなかなか本質を伝えるのが難しいのは、十分承知しているし、化学物質過敏症のことを放映してくださったことに対してテレビ局の方にはとても感謝をしている。
今まで幾度となくメディには出させていただいたけど、流れとしては
化学物質過敏症を知ってますか?
→実際どんな症状が?
→こんな大変な病気の夫を支える妻
→夫のために職場を作った妻
→素晴らしい社会貢献ですね!
という、悲壮感と家族愛的&社会貢献の感動物語みたいな。
今までも、この活動やメディアを見た方から「すごいね!」「頑張ってるね!」「素晴らしい!」など、たくさんの声をいただき嬉しいのですが、これに対して実はずっと違和感を感じていた。
随分自分は「立派な人」な感じに客観的に見たら見えるわけで
「経営者としても素晴らしい人」っぽくも見えてしまうギャップ。
しかも知らず知らずのうちに、そう演じようとしてる気持ち悪さ。
実際の私は整理整頓できないし、コミュニケーションとるの苦手だし、数字の管理もしっかりできないし、経営者の資質があるかと言われたら「????」が沢山の、残念な自分が沢山隠れてる。
(発想力豊かで、決断力ある素晴らしい自分もいるけどね)
本来目指していたのは
「楽しく・ワクワクするお店づくり&ストーリーのあるお菓子づくり」
もっとも嬉しい言葉は「楽しそうに仕事してるよね」
そう言ってもらえることは、自分にとって客観的にワクワク仕事をしてる見えることは、それだけお店も楽しそうに見える指針にしてたことに、今気がついた。
どんな難題でも、楽しく挑戦する姿にしたい。
去年4月から走ったカナリアップのプロジェクト
取材を受けてる中で、カットされてしまってるけれども「このプロジェクトを動かした原動力は何ですか?」
最初に答えた時は「いろんなタイミングがあって、勢いで」みたいなことを言ってたと思う
でも、後日同じ質問をされた時に「怖かったんです」という本音が出てびっくりした
「怖かった」というのは、化学物質過敏症になってどんどん悪化してくタカヨシさんを見て、余命宣告を言われたわけではないが、私自身の中でこれ以上悪化すればお店を閉めざるおえない時が来るかもしれない。1年以内に方向性を見出して、形にしなければいけないと思い込んだ。
そんな「恐怖」を原動力にした日々だった。
でも、そもそも
ただの思いつきから始めたことだったじゃないか。
働けない人が沢山いるなら、うちで働いてもらえばいい。
楽しいお店づくりをしてく中で、人手は必要で、お互いの方向性があってる人を雇い入れた方が、お互い幸せ。だからカナリアップをやり、工場を作ることで楽しいお店づくりをしたかっただけなのだ。
楽しいお店づくり→社会貢献 になる構図を最初は想像してたのに
いつの間にやら 「社会貢献してるお菓子屋さん」
あれ。なんか違う。どこからそうなってしまったのか
社会的責任を感じて、立派な人になろうとしたのか。
付け焼き刃できに、一時期的なら嫌なことも頑張れるけど、ずっとは続かないことを思い知った。
私で例えれば
小さい頃、あまりにもテスト点が悪くて大好きなスキーに行くのを禁じられ
次のテストでびっくりするぐらいいい点数をとって、スキーを解禁
でも次回のテストはまた、だめ(だって勉強は嫌い)。みたいな。
絵を描くこと、何かを作ること、は大好きで何時間でも集中して楽しくできる。
みたいな感じで30代後半になっても頭の構造はちっとも変わってない。
楽しいことは誰かに褒められてやってるわけじゃないし
結果として評価されたり、褒められたなら良いと思う。
だから、「カナリアップ」や「お菓子のふじい」や「化学物質過敏症」や「香害」を混ぜて
なんか面白そうなことをやってる楽しい店にしたい!
とココロが叫んでる状態です。
ただ、このプロジェクトを通して、沢山の人に支えてもらい
沢山の知識を得ることができて、
見たことない世界が広がり、
タカヨシさんは機嫌よくお仕事ができてる事は
本当にありがたいし、やってよかったし、財産で、感謝だと心から思います。
やりたい事はしたいし、やりたくない事は誰かにお願いしたい
そんなお店で働きたい人、協力したい人ぜひお待ちしてます
ポンコツちあきを支えてもらえれば嬉しいです。
北海道倶知安町(くっちゃん)でお菓子屋さんの 「お菓子のふじい」3代目 代表のちあきです。 お菓子作って、経営もして、 果ては当店のキャラクターのグッズデザインやら、SNSまで 仕事とプライベートの境界線がもはや よくわからない日々ですが 楽しみながら仕事をしてますよぉ